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表示のユニバーサルデザイン

さて、これまでは使う「モノ」についてのユニバーサルデザインについて紹介していましたが、ユニバーサルデザインは「モノ」についてだけの考え方ではありません。

ポスターや案内図などの表示についてもユニバーサルデザインの必要性が問われています。

たとえば、ユニバーサルデザインのトイレを設置しても案内図で「便所」「お手洗い」などと書かれていれば、日本語の分かる人以外にはどこがトイレなのかわかりません。
(日本人であっても文字が読めない方には意味がわかりませんが・・・)

それならと「お手洗い」の下に「TOILET」「W.C.」等と併記して、一見すると「配慮してますよ」という案内図もありますが、、これも日本語と英語の分かる方以外にはわかりません。

そこで、案内図などでは意味を図案化したピクトグラム(ピクトグラムについては後日取り扱います)が多用されていますが、これにも注意点が必要です。
「そもそも目が不自由の人には意味がない」上にたとえば図を見ることができる人にとっても理解できない場合があります。

その例として、下の図があげられます。

和式トイレのマーク

日本人ならこの図がトイレ(和式トイレ)とわかりますが、和式トイレのない国の人(というか、和式トイレと呼ばれている時点で、日本人以外には分からないかもしれません・・・ん?このタイプのトイレがあるアジアの人はわかるのか?)にとっては、「何このスリッパマーク?」と思っている方もいるでしょう。スリッパからトイレを想像することは(多分)無理です。

ピクトグラム化することで、「これで大丈夫だ」と思い込むのは間違いです。
ピクトグラムが言語に制約されない表現法であっても、あまりにも独自のピクトグラムですと、なんら意味のない図であることを理解してください。

なお、ピクトグラムについてはISO(国際標準化機構)JIS(日本工業規格)交通エコロジー・モビリティ財団標準案内図記号などである程度の統一は図られていますが、これに則っていれば安心というわけでもないです。

それは「色も情報の一部として使っている場合

色を情報として使うことで、「分かりやすい図」となりますが、使い方を誤ると「分かりやすい図」ではなく、「分かりにくい図」、色の使用法が酷い場合だと「図があることに気づかない」「色の違いが分からない」という全く逆の効果が出てしまうこともあります。

というわけで、中途半端ですが、表示についての1回目はこれで終了。
というのも、色やピクトグラムについては何回かにわけて説明しないといけないぐらい重要なので、ピクトグラムや色については後ほど取り扱います。

◇参考情報
標準案内図記号 交通エコロジー・モビリティ財団
NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構

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