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2008年のイグ・ノーベル賞

毎年楽しみにしている、イグ・ノーベル賞BMJ(British Medical Journal)の年末号ですが、2008年のイグ・ノーベル賞が発表されています。(BMJ2007年年末号の記事はこちら)

「コカ・コーラの避妊効果」研究にイグ・ノーベル化学賞 CNN(2008.10.3)
ボストン──「笑えるとしか言いようがなく、しかも記憶に残り、人々を考えさせる業績」に贈られる、毎年恒例となったイグ・ノーベル賞の第18回授賞式が2日夜、米ハーバード大学のサンダース・シアターで催され、「コカ・コーラの避妊効果」について研究し、真反対の結果を導き出した2つの研究グループに、化学賞が贈られた。片方は「避妊効果がある」との結論で、もう片方は「効果がない」としている。

「コーラの避妊効果」については、アメリカの研究では「ある」、台湾の研究では「ない。ついでに他のソフトドリンクにもない」となっています。ちなみに、コカコーラ社は回答を拒否しているとのことパンダ

以下、気になったもの。

○化学賞
受賞理由 コカ・コーラには精子を殺す避妊効果があることを発見したことに対して
受賞者 Sharee A. Umpierre(プエルトリコ大学)
Joseph A. Hill(ニューイングランド生殖センター)
Deborah J. Anderson(ハーバード大学医学部)
参考文献 Correspondence: Effect of 'Coke' on sperm motility. NEJM

受賞理由 コカ・コーラには精子を殺す避妊効果がないことを発見したことに対して
受賞者 Chuang-Ye Hong(台北医科大学)ら他4名
参考文献 The spermicidal potency of Coca-Cola and Pepsi-Cola. PubMed

○生物学賞
受賞理由 イヌに寄生するノミは、ネコに寄生するノミより高く飛ぶことを発見したことに対して
受賞者 Marie-Christine Cadiergues(国立トゥールーズ獣医大学)
Christel Joubert(国立トゥールーズ獣医大学)
Michel Franc(国立トゥールーズ獣医大学)
参考文献 A comparison of jump performances of the dog flea, Ctenocephalides canis (Curtis, 1826) and the cat flea, Ctenocephalides felis felis (Bouché, 1835)  ScienceDirect

○認知科学賞
受賞理由 単細胞生物の真正粘菌にパズルを解く能力があったことを発見したことに対して。
受賞者 中垣俊之(北海道大学/理化学研究所)
小林亮(広島大学)
石黒章夫(東北大学)
手老篤史(北海道大学/Presto JST)
山田裕康(名古屋大学/理化学研究所)
Ágota Tóth(セゲド大学)
参考文献 Intelligence: Maze-solving by an amoeboid organism. nature

○医学賞
受賞理由 高価な偽薬は安価な偽薬よりも効力が高いことを示したことに対して
受賞者 Dan Ariely(デューク大学)
参考文献 Commercial Features of Placebo and Therapeutic Efficacy. JAMA

○栄養学
受賞理由 コンピュータで修正したポテトチップスの音を流すことにより、ポテトチップスを食べている人は自分の噛んでいるポテトチップスが実際以上にかりっとして新鮮であるように信じることを示したことに対して。
受賞者 Massimiliano Zampini(トレント大学)*1
Charles Spence(オックスフォード大学)*2
参考文献 *1The Role of Auditory Cues in Modulating the Perceived Crispness and Staleness of Potato Chips. Journal of Sensory Studies
*2Crisp sounds An experiment to get your teeth into. The Guardianatures of Placebo and Therapeutic Efficacy. JAMA
  

Posted by パン at ◆2008年10月13日07:00

予防接種に反対する養護教諭たち

学校保健を担う職種と言えば「養護教諭」、いわゆる保健室の先生ですが
その一部がホメオパシーとかいう代替医療にはまっているようです。
ホメオパシー Wikipedia
ホメオパシー(homeopathy)は、ホリスティック医療に分類される、代替医療の一種である。「ある症状を持つ患者に、もし健康な人間に与えたら、その症状と似た症状を起こす物質をきわめて薄くしてわずかに与える」ことによって、症状を軽減したり治したりしようとする療法のことである。たとえば、解熱を促そうとする時には、健康な人間に与えたら体温を上げるような物質を含む物質を少量患者に与える。このことによって、極めて短時間発熱が促進されるが、すぐに解熱に向かうとされている。一方、科学的根拠の欠落を指摘する識者も多い。

養護教諭研究会のなかで、ホメオパシーの権威を呼んで「予防接種とフッ素の害における、ホメオパシー的アプローチ」というテーマの講演会を行ったようですが、講演後のアンケートがすごかった・・


ホメオパシーイベント体験談 【2007年12月 沖縄養護教論研究会】(於:金武町公民館) ホメオパシージャパン
2007年12月21日、沖縄・金武町公民館の大ホールにて300名以上の参加者を集め、大好評のうちに終了した沖縄養護教論研究会での講演後、みなさまから寄せられたお声のごく一部をご紹介致します。

●予防接種に含まれる水銀、アルミニウム、歯科治療で使用されるフッ素が人間に沈積し、体を毒するだけでなく性格まで変えてしまうことを知り、本当に驚きました。社会は、予防接種や水道水にフッ素を入れることを推奨していますが、この動きを阻止しなくてはいけないと思いました。

●これまで予防接種の集団接種を100%にしようと頑張ってきましたが、今日の講演を聴いてつくづくバカだったと思う。西洋医学どっぷりだった自分が恥ずかしい。

●何の予備知識もなく、ホメオパシーという考え方に触れ、少々驚きました。今までの考え方と違うからです。自然治癒が大切だとわかりました。予防接種の害、あまりにも衝撃的な内容で、今までの活動や自分の子供への接種も何だったのか・・・

●由井先生のホメオパシーを日本に広げるという 「魂の仕事」は年を重ねる毎に、日を重ねる毎に、強くなっていくのを感じます。伝えたいことが多すぎていくら時間があっても足らない、その気持ちがひしひしと伝わってきました。先生の情熱と勇気にはいつも感嘆を覚えます。

●ホメオパシーについて初めて講演を聞いて、とても驚くことが多くありました。自分の知識不足がわかったので、もっと調べてみようと思いました。

●世の中分からないことが多いですね。これまで学んできた事とくつがえす話が多く、動転したり納得したり反省したり・・・西洋医学を学んだ者としては不思議に思うことが多いです。

●ホメオパシーはこれからの養護教諭の歩むべき道を示しているようです。

●難しかったけどとてもよかった。もう一度聞きたい。もっと勉強したい。

●由井とらこ先生の講演はとても良かった!目からウロコ・・・

●生命の営みを止めることなく自然な流れでよいことがわかりました。予防接種について考えたいと思います。

●ホメオパシーという言葉は聞いたことがある程度でしたが、興味をそそられました。

●とらこ先生のバイタリティーに圧倒された時間でした。

●とらこ先生の人間性に強く惹かれた。

●良かった。ホメオパシー、大変勉強になりました。

個人崇拝がすごいですが、新興宗教?

予防接種・水道水へのフッ素化合物添付が性格を変える?
それじゃここ(世界のこどもにワクチンを 日本委員会)で接種率が高いとされている「中央/東ヨーロッパ、CIS」には、性格が変わった方々が多いんでしょうか?

また、ホメオパシーでは、レメディーという療剤を使いますが、
レメディー (療剤) Wikipedia
ホメオパシーに用いるレメディー (療剤) は、地上におけるさまざまな物質から成分を取り出して、水で10倍ないし100倍の希釈を行い、それを震盪(よく振ること)する。この希釈・震盪を6回から1万回繰り返して、最後にこれを小さな砂糖粒に染み込ませて作成する。たとえば10倍希釈・震盪を9回繰り返して作ったレメディーは9X(Xは10倍希釈を意味する)、100倍希釈・震盪を30回繰り返したレメディーは30C(Cは100倍希釈を意味する)と呼ばれる。もっともよく使われるのは30Cであり、ほかに200C、1,000C(1Mと呼ぶ)、10,000C(10M)、6Xなどが用いられる。

希釈のため、原成分はレメディーの中には極めてわずかしか含まれない。特に高度に希釈した場合には、当然に、計算上、一粒のレメディーに原成分が1分子たりとも含まれないこととなる。

原分子が含まれていなくても、「水の記憶」とやらで、希釈液が治癒エネルギーを持つらしいです。

プラセボもあると思うので、感銘を受けた方が自身や家族に対して行うのは自由ですが、養護教諭として「予防接種に反対するのが養護教諭の歩むべき道」と活動するつもりっぽい答えもアンケートには書かれていて、気になります。  

Posted by パン at ◆2008年10月12日00:16

「研修病院見学は公用車で」に反応なし 秋田県

「研修病院見学は公用車で」に反応なし 秋田県 河北新報(2008.10.7)
医師確保対策の一環として、秋田県は、臨床研修病院の見学で来県する医学生を対象に公用車での送迎サービスを始めたが、これまでのところ利用者はゼロ。医学生の利便性を配慮した秋田ならではの“おもてなし”だったが、問い合わせさえない状態が続いている。

「病院見学・県内アクセスサービス」では、見学に訪れる全国の医学生が、秋田大病院など県内計14カ所のうち複数の病院を回る際、駅や空港から公用車を使って現地を訪問できる。

県側が送り迎えや病院訪問のスケジュール調整も行い、希望があれば観光名所への案内も行うことにしている。これらは無料で、県は8月半ばに態勢を整えた。

いやいやいやいや、そんなもんで反応すると考えているのが間違いでしょ。

公用車での移動中は、職員から「是非来て下さいね」的なことを言われ続けるんだろうし、居心地もよくない。「気を遣うより金を使う」ご時世なんだし。

兵庫県の「へき地で2年働けば(医師募集かけている)高度専門病院で2年間働ける権利をやろう特典」といい、「金をかけずにいかに医師を確保するか」ということに、力を注いでいる所に医師が集まるわけがないと小一時間(略)  

Posted by パン at ◆2008年10月11日22:56